大地の芸術祭
越後妻有アートトリエンナーレ

美術学科彫刻コース鞍掛純一教授を中心に、2006年より大地の芸術祭に作品出品し、日藝としても、NAP(日藝アートプロジェクト)として、学科の垣根を越え、様々なイベントを行い関わっています。

大地のおくりもの

2015年 出品

奴奈川キャンパスの正面玄関からエントランスホールの側面全面に作品を展開。壁に木材を張りつけ、彫刻によってさまざまな森を出現させる。さながら森の入口のような感覚を鑑賞者に思わせる。

やまのうえした

2012年 出品

2006年「脱皮する家」、2009年「コロッケハウス」に続き、2012年は祭りのステージを設置。作品制作に始まり、祭り、運動会、農作業といった集落の暮らしと関わるコミュニティ・デザイン・プロジェクトを展開。 


協賛:エプソン販売株式会社

コロッケハウス

2009年 出品

2006年に完成した「脱皮する家」の裏にある家は、空家となって30年近くが経つ。作家は柱や壁、天井を取り去り、家中に金属を容射。家は金属の衣に包まれた。1年がかりで制作され、周辺の地形や畑の整備なども行なわれた。隣の蔵はショップとしてリニューアルされ、2階では星峠集落の映像が流された。2009年大地の芸術祭期間中には、コロッケハウスの名前にちなみ、星峠のジャガイモを使ったコロッケも振る舞われ、評判となった。

脱皮する家

2006年 出品

時間の流れや時代の移り変わりによって、抜け殻になってしまった家。家全体を彫ることで、内側に内包された空間を広げ、空家をアートとして脱皮・再生させた作品。企画から完成までは2年半かかり、作家たちは160日以上妻有に滞在したという。「200年もの間、建ち続けた家がなくなろうとしていた。変わり続ける都会に住みながら、変わらない場所に感謝したい。脱皮する家は新たな時を刻みだし、彫り手も脱皮したに違いない。」(鞍掛純一)


 

「脱皮する家」は農家民宿として、宿泊することもできる。(5月~11月宿泊可/ご予約はこちら )

瀬戸内国際芸術祭
ART SETOUCHI

「ART SETOUCHI」とは、3年に1度開催される現代アートの祭典「瀬戸内国際芸術祭」のほか、芸術祭開催年以外における、発信・誘客の活動に取り組む活動全体を称しています。本学では、彫刻コース教授 鞍掛純一が中心となり、瀬戸内国際芸術祭2013において、バングラデシュプロジェクトに参加いたしました。

チャール・ドルポン
-四つの鏡-

2013年 出品

タイトルは「チャール・ドルポンー四つの鏡ー」。役目を終えた廃車を磨き、鏡に仕立て周りの景色を映し出します。最終日にはチャール・ドルポン ファイナルとして作品とともにダンスパフォーマンスを実施します。先日、瀬戸内国際芸術祭のイベトのひとつ、高松港・アート工房 ベンガル島が開幕しました。オープニングイベントが始まる18時30分には人々も大勢集まり高松にダッカの夜が再現されました。