展覧会・イベント

2019.08.27

豊島鉄也、中野浩二 「二人のP」

彫刻コース卒業生の豊島鉄也さんが、中野浩二さんと 「二人のP」を開催します。

会期:2019年9月2日(月)ー9月14日(土)
10:00-19:00(日曜休み)

会場:はしっこ
〒187-8505
東京都小平市小川町1-736
武蔵野美術大学(2号館2階 彫刻学科 冨井大裕研究室)
tomiimotohiro@gmail.com
http://www.musabi.ac.jp/access/

企画:はしっこ
協力:GROOVY 54

フライヤーデザイン:川村格夫(ten pieces)

イベント:
オープニングパーティ
9月7日17:00-
DJ:ウェルカムトゥイビザ

豊島鉄也/TOYOSHIMA Tetsuya
1990年神奈川生まれ。美術家。日本大学大学院芸術学研究科博士前期課程造形芸術専攻修了。現在、埼玉県朝霞市を拠点に活動。素材、形態を特定せず事物を型取る作品をはじめ、ドローイング、インスタレーション、イベントなど制作を展開している。主な活動として、2016年よりアトリエ「54」を立ち上げ、「Groovy 54」を不定期開催。同年「DJ ウェルカムトゥイビサ」を結成、インターネット上や野外で活動。http://atelier54.work

中野浩二/NAKANO Koji
1977年岩手県生まれ。彫刻家。東京造形大学造形学部美術学科美術Ⅱ類卒業。
人体をモチーフに制作。主な個展に2018年「ヤッホー!」Gyallery TURNAROUND、2017年「Quick」XYZ collective、2014年「少年大統領」日本大学芸術学部、2013年「ワレァ デンデェ」roid works gallery、2011年「NAKANO KOJI SCULPTURE」gallery FuTaBa/roid works gallery、2010年「現れた骨格」ギャラリーKINGYOほか。

本展は中野浩二と豊島鉄也という二人の彫刻家による立ち合いである。世代の異なる、しかし背負っている何か、言葉にしづらい何かを確実に共有していると思われる二人による最初の展覧会である。この言葉にしづらい、背負っている何かとは彫刻に関わることであることは間違いないのだが、それが何かということを言葉にすることは難しい。しようと思えばできるのだが、言葉にすることが「現在は」無粋な様に思われるのである。二人の発する妙な圧力、意思の力が私にそう思わせているのかもしれない。ならば、この圧力、意思の力を言葉ではなく、空間で示してもらおうというのが本展の企図である。�展覧会タイトルにあるPとは二人の作品や活動に共通すると思われる単語の頭文字である。石膏(plaster)、単体(piece)、友愛(peace)…他にもありそうな気がするが、取り急ぎこれで充分だろう。彫刻を作り、考えることに向ける二人の眼差しーーー物質が形態であり、形態が物質である世界のエッセンスがこの三つのPには含まれている。�彫刻からも目の前の相手からも退くことができない二人の立会いの瞬間をご高覧ください。�文責:冨井大裕(はしっこ世話人)