彫刻コース -彫刻専攻-
SCULPTURE
特徴
現代の芸術の輪郭は非常に柔軟で、時間的進度が早くその価値を判断することを見解できない状態にある。そんな柔軟な輪郭を持つ芸術それぞれに教育理念と方法がある。しかし通底するのは、個人の視座の育成にほかならない。ものを見る力、ものを造る力を育てることは、彫刻の視座を持つことであり、時代に流されない人格形成の基盤となる。自然観察、塑像によるモデル実習、実在実習(木、石、鉄)等を通じて彫刻の基礎を修得し、個々の自由な発想による自主制作へと進む。4年間という貴重な時間を、作品を制作するという時間に費やすことは、彫刻という輪郭から社会との接点を考えることと同義である。
カリキュラム
1年次
1年次は、石膏、人体デッサン、および塑像により自然観察(頭像、裸婦、動物)で感性の解放と表現力を養うとともに、実材彫刻(石材、木材)を履修。観察や表現を通して基礎的な技術を学び、安全性なども体得します。