キャンパスニュース
2020.01.13
新専攻設立 彫刻コース 地域芸術専攻
新たに彫刻コース「地域芸術専攻」を新設しました。
社会が抱える問題をアートの力によって、直接社会と繋がり、人の心を豊かにする実践力を身につけます。
日芸の彫刻コースでは、2004年より参加している大地の芸術祭を中心に、アートの力を信じて日本における社会問題に、真摯に向かい合っている実績があります。
地域芸術専攻とはこうした活動で生まれる様々なコミュニティに対応可能な視野の広い経験値を持った人材を育成します。これまでの活動を通じて日本の抱える問題をアートの力で変えて行く可能性があることは、少しずつ浸透してきました。
こうした社会の動きの中で生まれた活動の継続と新たな行動を起こすことの勇気を継続していきます。
アートが開かれた概念であるとすれば、これからの社会を自ら創造することも過言ではないのです。
体験による経験を糧に社会で生きる力をつけてもらいたいと考えています。
1年次は彫刻専攻と同様に、自然観察による制作を中心にデッサン力を見直し、表現力を養っていきます。素材は、塑像粘土、テラコッタ粘土、木、石、鉄、石などを用いて、基礎的な素材の扱い方から表現に結びつく技術を学びます。これらの技術や感性も様々な現場で対応できる経験値の基礎となります。
2年次は、地域芸術に関わる様々な要素に対応するべき技術を学びます。基礎的なPCスキル、デザインスキルなども体得し、物を作る経験から生まれるアイデアや活動を実践につなげるためのコミュニケーションスキルなど、社会と関わる能力を実践的に身につけます。
3年次は、自ら計画を立てて活動していきます。制作を中心に地域に関わることはもちろんのこと、リサーチアートや地域の問題を取り上げ、アートの方法論を用いてそれらを解決する仕組みを学びます。企業などのメセナ運動への参加、地域芸術活動にアーティストとともに参加するなど、学内での勉強にとどまらず、社会へと学びの空間を広げます。学生は地域と芸術の関わり方の本質について考察し、世間一般的な考えに囚われない創造的な個性を追求し、芸術文化による社会創造に関わっていきます。
4年次は1〜3年次での活動を踏まえ、研究活動の集大成として制作や論文形式によってまとめていきます。社会への自由な発想と他者からの認識を考え、地域と芸術の在り方を模索から実践へと繋げていきます。
入学試験は、一般入試は、学科試験・小論文試験・面接試験で行います。
※デッサンなどの実技試験は実施しておりません。
詳しくは
入試に関わる情報はこちらをご覧ください。
http://www.art.nihon-u.ac.jp/admission/recruitment/general/general1/